
若手社員の本音座談会Young Talk Session
フレッシュなエネルギーで職場を活気づかせ、精力的に業務を遂行する若手は、企業成長に欠かせない存在。ここでは、そんな若手の皆さんに、学生時代を振り返りながら、就職活動の進め方や入社して感じたこと、職場の雰囲気・人間関係について、詳しく話を伺いました。
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R.H 輸入第二課
2022年入社
貿易・国際物流翌日出発の搭載貨物のブリーフィングとプラン作成、現場担当者への指示出しなどを行うプリパレーション業務とデスク業務を担当
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H.H 輸出第三課
2020年入社
エアライン科卒プリパレーション業務とデスク業務を兼任。貨物の積み付けと品出し、搭載書類の作成、到着空港への事前情報の送信などを行う
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R.M 輸出第二課
2019年入社
航空ビジネス科インチャージ責任者としてフライト担当者の進捗管理を担当。エアライン別の手順の確認や変更に伴うマニュアルの変更なども行う
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A.M 輸出第三課
2023年入社
エアラインコース卒フライト担当者として貨物の書類や重量、積み付け情報の確認とロードコントローラーへの情報引き継ぎ、航空会社への報告などを担当
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K.M 輸入第三課
2021年入社
エアポート学科卒デスク担当として、輸入貨物の管理と適切な蔵置場所および温度帯の確認などを行う上屋のコントロール業務を担う
どんな学生時代を過ごし、
どんな就職活動をしてTIACTに入社しましたか?

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R.M - 学生時代から航空業界で働きたいという思いはあったのですが、旅客専攻だったので、貨物について学ぶ機会はありませんでした。それが、たまたま参加した学内説明会で航空貨物の存在を知り、あまり目立たないながらも世界の人々にとって非常に重要な役割を果たしていることに魅力を感じました。待遇や休暇などの条件面が良かったことも決め手になりましたね。
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A.M - 専門学校時代は英語のコンテストに出場し、課外活動では海外の先生と関わるなど、語学力を高めるために積極的に学んでいました。TIACTのことを知ったのは会社説明会。物流というとトラックや船を想像していましたが、飛行機でも貨物を運んでいるということを知り、物流と一言で言ってもさまざまな選択肢があることを知りました。プライベートで通販をよく利用しているということもあり、飛行機を通して物流に関わることができるのも面白そうだなと思いました。
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H.H - 私は自分で学費を工面して専門学校に通っていたので、学べることは全部学びたいという思いがあって、常にアルバイトと課題に追われていました。やるべきことがたくさんあるからこそ、何事も時間や期限だけはきちんと守るように心がけていたのですが、それが評価されたのか、先生から「貿易事務のほうが向いていそうだね」と言われ、縁を感じてこの業界を選びました。
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R.H - 英語を使った仕事がしたいと考えていて、業界研究を進める中で国際物流に興味を持ちました。学生時代はちょうどコロナ禍で、人と関わることが少なく、面接などもオンラインが中心だったので、空いた時間を使って貿易実務検定やIATAディプロマなど、資格の勉強をしていました。
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K.M - 日々の生活の背景に物流の存在があることを知り、人々の生活に欠かせない仕事なら責任とやりがいを持って長く働けそうだと思い、航空貨物を学べる専門学校に進学しました。就職活動は、業界も絞っていましたし、IATAディプロマの資格も取得していたので、企業研究を丁寧に行い、待遇面が良く当社を選択。若い会社で、社員も20代が多く、まだまだ成長の余地があると感じたことも当社を選んだ理由の一つです。
仕事のやりがいや
面白さを教えてください

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H.H - 通販などで買い物をして、待っている荷物が届いたときってうれしいですよね。海外にも私と同じように荷物を待っている人がいると思うと頑張ろうと思うし、責任感も強くなる。そうした日々の業務が今はとても楽しく感じています。意外と知られていない業種ですが、ワクチンなどの医薬品や故障して動かなくなった機材の部品など、重要貨物の輸送も取り扱っているので、やりがいを感じるポイントはたくさんあると思いますよ。
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A.M - 私がやりがいを感じるのは、予定通りに貨物を搭載できたとき。貨物の量や形状は毎回異なるのでスムーズに進まない日もありますが、予定通り搭載できたときの喜びは苦労を上回るものがあります。個人の裁量で進めていく業務が多いのですが、イレギュラーな対応を求められることもあって、仲間と話し合いながら解決策を探るプロセスも楽しんでいます。
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R.M - 私もA.Mさんと同じで、自分がプランを作った貨物が予定便に無事搭載できて、航空物流最大の強みでもあるスピードが発揮できたときですね。タイムプレッシャーの強い仕事ですが、毎日出勤時に最悪の事態を想定したイメトレをしていて、今のところ、イメトレを超える事態は起こっていません。オリンピックやワールドカップなど、国際イベントに関連する貨物の輸送も行っていて、数年前には馬の輸送に携わったことも。世界の物流に貢献している実感が得られるのもこの仕事の魅力です。
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K.M - R.Mさんが送り出したその馬の到着を担当したのが、当時私が所属していた部署。動物もそうですし、美術品や医薬品、アーティストのコンサート機材など、日々さまざまな貨物が到着するので、毎日が勉強ですし、新たな発見もあって面白いです。
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R.H - 当たり前のことかもしれませんが、経験を重ねるにつれてできることの幅が広がっていくと仕事は俄然楽しくなりますね。任されたことがきちんとできるようになったり、イレギュラーな出来事やトラブルに対して最善の処理ができたときはやっぱりうれしいし、自信もつきます。
入社してから「想像と違った」と思うことはありましたか?

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R.H - メインは事務仕事なのですが、実際に現場を見に行く機会が結構あったこと。貨物についているはずのラベルがついていないなど、さまざまなイレギュラーがあって、実物を見なければわからないことも多いんです。そのため、1日に何度も現場に足を運ぶ日もあるし、とにかく1度も現場に行かないという日はないですね。
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K.M - 私も同じです。私は輸入部内で異動していますが、所属する課が変わっても、上屋の中の状況を確認するには、実際に行ってしまったほうが早いこともあるんです。対面の方が指示もスムーズですし、私も結構現場に行きますね。
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A.M - 私はやはりタイムプレッシャーですね。
貨物が空港に届いてから搭載するまで、さまざまな工程があるのですが、それらを全部乗り越えて無事に搭載できたと思っても、旅客の荷物が多ければ搭載出来ないということもあったりして……。できることは計画的にやっておくよう普段から心がけてはいるのですが、そういうイレギュラーが少なからずあるということはあまり想像していませんでした。 -
R.M - 確かにタイムプレッシャーは想像以上かもしれないね。私も最初は生鮮貨物の多い航空会社を担当していて、物量は読めないし、搬入がギリギリになることも多くて、かなり戸惑ったよ。でも、今はそのプレッシャーが心地よく感じるようになって、それがないと物足りない(笑)
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A.M - イメトレの成果ですかね(笑)。私も、何とかなる!と思ってやっているけれど、心の中ではやっぱり焦ってます……
職場の雰囲気や
人間関係について教えてください

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H.H - 制服の着用は個人の判断となり、私服で業務することが多いので、堅苦しい雰囲気はありません。時間に余裕があればみんなでおしゃべりすることもありますが、今の所属課は基本的にずっと時間に追われているので、他の課に比べると会話は少ないかもしれませんね。
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K.M - 私が所属する輸入第三課は、ベテランの先輩方も多いのですが、社歴や経験に関係なく、普段から声をかけ合って協力しながら業務を行っています。仕事の後、食事会をすることもあるし、チームワークはよいですね。
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R.H - 輸入第二課も同じです。プライベートで遊ぶことも多くて、先輩たちと野球を観に行ったり、スキーやスノボに行くこともありますよ。
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A.M - 輸出第三課もコミュニケーションが取れていて、情報共有や意見交換、改善の提案などもしやすいですし、よい意味で上下関係を感じない雰囲気。役職ではなく、◯◯さんと名前で呼ぶので、上司や先輩の役職がわからないんですよ(笑)
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R.M - 輸出第二課もそう。よりよい業務を追求し、遠慮なく意見を交わすことができる環境です。自分がやりたいことにもどんどん挑戦させてもらえるので、私は今、自ら手を挙げて、新規配属者の教育担当やリーダーを任せてもらっています。
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R.H - 業務以外のことでは、新年会でボーリングをしたり、歓迎会でバーベキューをしたり、楽しい社内イベントもたくさんありますよね。
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R.M - ボジョレ・ヌーボーの解禁日の翌日に、みんなで食べて飲んで楽しむワイガヤ会とかね。あと、この中に参加している人はいないけど、フットサルや野球、バレーボールなど、同好会活動も活発だよ。
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H.H - K.Mさん以外のメンバーは、従業員の満足度を上げるなど、よりよい組織を追求する従業員会の理事をしていて、毎月のミーティングで顔を合わせているし、横のつながりも結構ありますね。
どんなときに自分が成長したと感じますか?
今後の目標もあわせて教えてください

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R.H - 最初は与えられた仕事をするだけで精一杯でしたが、今は自分で考えて、主体的に動けるようになったと思います。優先順位をつけて順序良く物事に取り組んだり、次の工程の人が困らないような段取りを考えたり。今後については、いつか来るであろう輸出への異動に備えて、輸入でまだ経験していない業務を全部経験しておきたいですね。課員同士も仲が良くて居心地の良い部署だから、異動したくない気持ちもあるんだけど。
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K.M - 知識と経験を重ねるにつれて、予測を立てられるようになって、少しずつではありますが、イレギュラーの発生を減らすことができているように思います。今後の目標は、苦手分野を克服すること。今、らしさプロジェクトというプロジェクト活動のメンバーに入っていて、何かを分析したり、みんなの前で発表したりする機会があるのですが、そういうことはあまり得意ではないので、少しずつ経験を積んで克服できればと思っています。
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A.M - 私はマルチタスクが身につきました。入社当初は優先順位をつけながら複数のタスクを同時進行するのが苦手だったのですが、今は何から手をつけるべきか、頭の中で判断する癖がつき、余裕を持って確実な行動を取ることができるようになったと思います。今後については、輸出業務に加えて、受付や輸入の業務も学び、貨物全体の流れを理解することが目標。そして、その知識をもとに、後輩の指導やチームの成長に貢献したいと思っています。ただ、私もR.Hさんと一緒で、今の部署の居心地が良いから離れたくないんですけどね。
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H.H - 私も入社当初は物流に関する知識が全くなかったので、座学を終えて初めて実践となったときにはパニックで泣きそうになりました。そんな私が今では後輩の指導・育成に携わっているのですから、我ながらよく成長したと感じています。とはいえ、職場には私より経験豊富な先輩がたくさんいるので、まだまだ学んでいきたいと思っています。私自身が学び続ける姿勢を示すことで後輩たちの良いロールモデルになれたらいいですね。
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R.M - 当社は親会社である三井物産グループの研修に参加することもできるので、そうした制度・環境を活用しながら多くを学び、その知識と経験を生かして困難な課題を解決できたときに成長を感じます。今は、未経験の人や業務のプレッシャーに悩む人をケアするメンタルトレーナーのような役割を作ることはできないかと考えているのですが、TIACTらしい組織や仕組みの構築に貢献し、それが当社の発展、ひいては航空物流の発展につながればと思っています。